プロジェクトの特徴

 
霞と智一は、千葉県の県立里見高校の2年生。
バリバリの進学校では無いが、かと言って進学率は高めなので、二人にはそれなりの努力が必要だった。
2学期の始業式の日、霞のクラスの担任が産休になった為、代行の女性
クラス担任の、中山薫がやって来た。
来年になると、3年生は部活にもあまり出られなくなる為、霞と智一は他の生徒たちと同様に、部活に汗流す日々を送っていた。
 
そんなある日、クラスのホームルームの何気ない雑談で、担任の中山が京大の教育学部卒で、新任当時は数年間クラスを受け持ったが、その後はいくつかの学校で教鞭をとったあと、代行教師を続けている事が分かった。
霞は、本来なら中山の年齢や経歴を考えると、学年主任か教頭になっていてもおかしくないと不思議に思い、智一たちに話した。
何か特別な訳が有りそうで、学校一のお調子者の真吾も加わり、3人は担任の中山薫の正体を探るべく、霞みの所属するブラスバンド部の部室の片隅に、秘密の探偵事務所をつくり、隠密?捜査を開始した。
 
果たして、中山薫とは何者か、受験を控えた3人組みのお節介な奮闘が始まった…。